Taipei

2020.1.17

先日お休みを利用し台湾へ行ってきました。
 
台湾には美味しいお茶が飲める茶館がたくさん
あるので
今回は台湾のお茶を楽しみたいと、
以前から気になっていた“ 小慢(シャオマン) ”さんを
訪れました。
 
街中から少し外れた、
静かな住宅街の路地を進んだところに
涼しげな緑に覆われた一軒家のお店があります。
 

 
こちらは元々オーナーさんが幼少期を過ごした
ご自宅だったそうで
建物に木々が寄り添うよう配置された外観からは
どこか懐かしさの感じられる、
素敵な雰囲気が漂っていました。
 
中に入ると、日本人の店員さんが声をかけてくださり
店員さんのおすすめのお茶とお菓子のセットを
頼みました。
 

 
一杯目は店員さんがお茶の淹れ方を説明しながら
淹れてくださり
二杯目からは自分たちで
 
台湾のお茶はお猪口のようにちいさな湯のみを使い
一つの茶葉で何回か繰り返しお茶を淹れていきます。
 
ちょっとずつ、ゆっくりとお茶を愉しむのが
台湾流のようで
一杯のお茶を淹れるのに
とても時間をかけます。
 
見よう見まねでお茶を淹れていると
だんだんと味の変化に気がついたり
 
少し長めに蒸らした方が美味しいかなと
自分なりの淹れ方を考えてみたり
 
初めはぎゅっと縮まっていた茶葉が
だんだんと
元の葉っぱの形に戻っていくのを観察してみたり
ゆっくりと時間をかけてお茶を淹れることで
普段の生活では気がつかない
ささやかな愉しみを
たくさん見つけたように感じました。
 

 
日々の暮らしの中でも
少し立ち止まり
丁寧にゆっくりと時間をかけてみることで
今まで気付いていなかったささやかな愉しみや
気づきを見つけられるように感じます。
 
そんなささやかな愉しみを
日々大切に過ごしていけたらいいなと思っています。
 
by Kuroda