愛用の

2019.10.18

手直ししながら使い続ける事。
長く使えば不具合は必ず出てくる物だと思います。
その不具合によって選択肢は2つ出て来ます。
「新しく買い直す」か「修理するか」。やむを得ず
前者を選択しなければならない時もあります。
 
私の身の回りの物でも長く使い続けている物が
あります。
それは眼鏡です。
 

 
眼鏡は金子眼鏡の物です。
長年の着用でゆがみが出たりレンズが傷ついたり
しながらも都度修理しながら使い続けています。
そんな中で一度、致命的な出来事がありました。
それはレンズとレンズを繋ぐブリッジが折れてしまった
事です。
原因は眼鏡のレンズを拭く時にかかる慢性的な
負荷だそうです。
 

 
流石にもう無理かと思い金子眼鏡に相談に行った所、
「まだ手直しすれば使えますよ。ただブリッジの
当初の形、フォルムが少しだけ継ぐ事でぼてっと
します。」
と言われました。
そこで僕の中では、「新しく買い直す」選択も
ありましたが「修理する」選択をしました。

実際、修理後の眼鏡を見ると確かに最初の形とは微妙
に違い、ブリッジの箇所が少しぼてっとしていました。
しかしそれも愛嬌かなと思い、また眼鏡として戻って
きてくれた事の喜びで安心しました。
 

 
手直ししながら使い続ける事は簡単な事では無いかも
知れませんが、
手直しした分さらにその物への
愛おしさが増す行為なのかなと思います。
 
by Nomura