風をあつめて

2019.7.19

今年も猛暑、近づいてまいりました。
私はエアコンの風が苦手なので、
極力使用は避けたいなという想いでいます。
しかしながらエアコンを利用せずに、やせ我慢を
していても
昨今の夏は健康を害するレベルの暑さです。
上手に空調管理はしていかなければなりません。
 
とはいえ、エアコンのみにその管理を頼らず
やっぱり気持ちの良い自然の風も
取り入れたいのが私の気持ちです。
早朝の気温が低いとき。
夕立後の濡れた地面の蒸気が風に乗って吹いたとき。
ほんのわずかな時間でも窓を開け、新鮮な空気を
取り入れることは
室内の湿度を下げる効果もあります。
 

 
私の家では夏が近づくと、風鈴を吊るします。
窓を開けると風に乗って聞こえるあの氷が
重なった時のような軽やかな音色が心地よく、
肌ではなく耳で涼を感じることができる
日本の夏の風物詩です。
 
先日、その風鈴の短冊がちぎれてしまい
無音の数日間を過ごしました。
窓を開け、聞こえるのは隣人のエアコン室外機の音。
何とも味気ない日々でした。
すぐさま短冊を新調し、再び風鈴のある暮らしを
迎えました。
 
今年の夏も猛暑の隙間に、
心地よい風の音に耳を傾けたいです。
 
by Kimata