自然の在り方

2019.3.15

春らしい暖かい日も増えてきて、お出かけしたくなる
ようなうきうきした気分になります。
そろそろゴールデンウィークのご旅行の予定を立てた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
昨年のゴールデンウィークは、富士山のふもとで
1泊2日のキャンプをしました。

山と芝生、空以外に何もないような場所でした。
何もない分、そこでどんな風に時間を過ごすか・
どんな遊びを考えようか
自然に試されている気さえしてきますが、
何も考えず芝生に寝転がり、
おやつを食べつつ
植物や虫の図鑑を眺めるだけでも楽しいものです。
 
日中は半袖で丁度よい気候で、日差しを暑くも感じましたが、段々と日が落ちるにつれ、
これはまずいなとさえ思うほど寒くなり、そしてあっという間に真っ暗闇です。
5月の夜の山は想像以上に寒く真冬並みで、ダウンなど着込んでいても凍えるほどの過酷な寒さです。
 
寝袋の中で日が昇るのを待ち、
朝の5時前、ようやく日の出のときが訪れました。

山の陰から太陽が顔を出すと、
体がじんわりと温かくなっていきました。
自然の力、太陽の陽の温かさを
身に染みて感じた瞬間でした。
なんて、有難いのだろうと思いました。
 
昨年の暮れにネイエで家を建てた岡崎支店のスタッフは
ネイエの家はあたたかいと嬉しそうに話します。
普段の生活で感じることは少ないですが
家は、暗く寒い夜をしのぎ
わたしたちを守ってくれています。
 
テントを張るときには風の流れを確かめたり、
最高の景色を探してそこをリビングスペースにしたり
します。
1日限りですが、自分だけの特別な家ができたような
気がして嬉しくなります。
家は、一度建てたら建替えることはそう何度も無いのだろうと思います。
 
一番、素直でまっすぐで自然な在り方はなんだろうと
いつも考えます。
一生のものだからこそ、わたしたちはその場所を
見極め、
家族を暑さや寒さから守り、陽や風を取り入れ
心地良いと感じられる家をつくります。

by kawai