親心

2018.2.24

私事ですが、昨年の10月に父親になりました。

日々成長するわが子と生活する中で、最近はいろんなことを考えさせられます。

まだ一人では何もできないわが子ですが、自分の意思をしっかりと伝えてきます。
単純に、何か気に入らないことがあると泣きます。うれしいときは笑います。

シンプルでわかりやすい生き方をするわが子がこれからどんな成長をするのか楽しみです。
住宅の設計やモデルルームをご案内させていただく中で、お客様が家づくりをはじめられるタイミングはさまざまですが、小さなお子様のいらっしゃるお客様がとても多いと感じます。

やはり、家庭を持ち、家づくりを考える最初のきっかけになるのが、子供の誕生なのかも知れません。

子供のために、子供が安心して成長できるように、そんなことを考えて家づくりがスタートするのだと思います。私も父親となったことでそう強く感じます。

住宅を設計する上で、子供のことを考えた設計はとても大切だと感じます。家の中にはさまざまな危険が潜んでいます。デザイン性と安全性は時に、相反するところがあります。

階段、手摺、家具の角、段差、素材、大人のスケールでデザインされたものは子供のスケールでは危険と感じるものが多々あります。しかしその危険はさまざまな方法で解決できます。子供は必ず成長し、いずれ大人のスケールに順応していきます。危ないからあきらめるのではなく、危ないとわかるようにすることや、子供の成長に合わせて使われ方を変えられることがデザインできれば、より素敵な家づくりができると思います。

 

子供の成長とともに住まい方が変わっていく住宅のあり方についてより深く考えさせられる今日この頃です。

By fujikawa