オペラハウス

2016.12.26

オーストラリアの世界遺産のオペラハウスを訪れました。
世界遺産の中で聞くコンサートは、圧巻です。
 

  

当時、無名の建築家ヨーン・ウツソンが設計を行い、現在のかたちになるまでには
何度も構造検討されたそうです。
ただ、建物の外側と内部はそれぞれ違う建築家たちが設計を行っているため、
構造的には別物となっていました。
 

しかし、ヨーン・ウツソンは完成を見ていません。
なんだか悲しい話です。
 

それでもたくさんの人が携わり、ひとつの街のシンボルになっています。
太陽の光に輝く白いタイルがとてもきれいで、水面の輝きと相まって、美しさが
より強調されていました。
いろいろな人に影響を与えることのできる建築物だと感じました。
 

住宅も同じだとおもっています。
それぞれがかたちとなって、共存しているのです。
住宅もまたひとつの風景となり、毎日の生活のうつろいとなっています。
 

そこで暮らす人、その街に暮らす人、それぞれの思いと気持ちに寄り添った
設計をしていきたいと思います。

 

by yamashita